はじめに申し上げておきますが、毛頭車検不要論を書くつもりではない。
自動車整備会社の社長がこんなことを言うと不謹慎と思われるかも知れませんが、
最近しばしば考えてしまう。
今から約30年前(私が自動車検査員資格を取得した頃)は
朝出社すると電話が
エンジンがかからないので直ぐ来て
外出途中でエンジンがストップ助けに来て
などが日常茶飯事
中央高速を河口湖
(そのころは高速道路なのに大月から対面通行の2車線・「シンジラレナ~イ」)
までの間に大体3台ぐらいは路肩でエンジントラブルあり
5万キロも走るとあちこちガタガタ
仕事も修理修理で大忙し
当然運転者も修理や車検の関心は高かったのは当然だ。
考えてみるとTVはどうだったろう
チャンネルはよく抜けるし、時々画面が横一になったり、
楽しみしている月光仮面を見逃さないために
かかりつけの電気屋さんは欠かせない存在。
いまはTVが壊れることは「シンジラレナ~イ」
腕時計も同じ、街には目にレンズをはさんで仕事する時計の修理やさんがいた。
しかしTVや時計と重大な相違点は自動車のトラブルは命にかかわることである。
②につづく