普通のガソリンエンジンには必ず付いている大切な5~8cmの小さな部品(左図)です
車のすきな方ならよくご存知ですが、エンジンの中でガソリンに火をつけて爆発させる火花を出す部品です。
このプラグが上手く働かないとどんなことが起こるでしょう。
エンジンのかかりが悪くなる
スムーズな加速ができない
燃費が悪くなる
排気ガスが汚れる
プラグの寿命は車種によっても大きく変わりますが20000KMぐらいで性能が落ちるのもあります
私が整備をしていた頃はプラグが悪くなると直ぐにエンジン不調を招き直ぐ分かったのですが、最近は技術の進歩により、それを他の方法でサポートしてエンジン不調を一時的にカモフラージュしてしまうものもあります、それを知らずに(コバックの車検・定期点検整備などで発見できます、チョット宣伝)乗っていると燃費が悪く大変不経済ですよね。
レース仕様では1本4000円もするものもありますが、普通の車は数百円で大体4本使っています
2,3千円の投資で燃費改善したら家計がいくら助かるでしょう。
1ヶ月の走行量の多い方は是非注目してください
メーカーでプラグの設計一筋
NGK プラグ事業部 技術部主任 鈴木啓介さんは
「たかがプラグ されどプラグ」
あるデータでは、プラグを変えることによって数%の燃費改善ができるという結果が出ているのです。他のエンジン部品で、これだけの数字を出そうと思ったら設計及び部品変更に伴う大変なコストがかかるのですが、プラグの場合、プラグ単体のコストだけでそこまでの改善ができてしまう。
「たかがプラグ されどプラグ」なんですよね。
低エミッション、低燃費を追求することのなかで、プラグできること、そして自分にできることが沢山あると感じているので、とうぶんはメーカー設計の仕事に全力投球したいと思っています。と
(NITTOKU NEWS 2007新年号)
政府は2015年までに乗用車は23.5%の燃費改善を目標としているようです。
今後環境問題もふくめてこの地味で小さな部品の重要性はますます増してくるでしょう。
鈴木さん達研究者の皆さんの活躍を期待します。