村の人口が3000人ほどの村で、普通のおばあさんのお葬式に1500人も来たそうです。
その人は村長さんとか地元の名士などではなく、特にめだったことはなかたのになぜか?
なぜそんなに集まったのか、その方の人生を考えたときに、このせいで多くの人がお葬式に集まったのではないかと言った人がいるそうです。
その方は小学生の先生を定年までしていて、先生をやっているときも、退職して隠居しているときも、一貫して教え子の店からしか物を買わなかったそうです。
どんなに近くにディスカウントストアーができてもスーパーができても、そこで買うことはなく、2割3割高くても教え子の個人商店から死ぬまで買い続けていた。なにもしていない人のようですが、つねに教え子の事を応援していた人だったのです。
2割3割、あるいは少しでも安いもの買うのは自分本位、自分のお金が少なくて済みます。
ひとつひとつの個人商店をまわって高いものを買ってくる、これは自分本位ではなく相手本位,
商品を買って相手が喜んでくれる。 この相手(教え子)を「喜ばせる」ことを徹底して行っていたのです。
だから、すごい人です。
小林正観さん の本より。