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社長ブログ 2008.03.31
江戸しぐさ

260年も戦争がない平和が続いた例は世界で日本の江戸時代だけだそうです。

その誇るべき

江戸の賢者の知恵「江戸しぐさ」

大事なものをみんなの共有物と考え、相手を尊重し思いやる心。江戸しぐさには21世紀を快適に生きるためのヒントが詰まっています。

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1.忙しい、忙しいと言うな

忙しいとは心を亡くすこと、決して自慢できることではない

2.そんなに偉い方とは知らずにと言うな

偉くない人には無礼をしても良いのか

3.知ったかぶりをするな、見てわかる事を聞くな

知らないなら知らないと言った方が良い

4.人の話を真剣に聞くときにメモをとるな

メモを取ると話す人の気が散る、聞く人の真剣味が減る

5.自分と違う意見をないがしろにするな

意見が違うから参考になる

6.はい、はいと二度返事をするな

一度目は了解、二度目は迷惑

7.感情を逆なでする言葉を使うな

聞く人の気分を害する

8.人の意見を無視する言葉を使うな

話している人は真剣だ

9.人に行き先をむやみに聞くな

プライバシーを尊重せよ

10.相手を卑下するな、威張るな

そんなに自分が偉いのか

11.三脱の教え。初対面の人に年齢、職業、地位を聞くな

聞いて付き合い方を変えるのか

12.人と会っているときに足組み、腕組みをするな

自分を誇示する印象を与える

13.紹介者を飛び越えて親密になるな

紹介していただいたことに感謝せよ

14.打てば響く心意気を持て

説明しなければわからない輩とは付き合うな

15.何をしてもうわの空の人とは付き合うな

いつでも真剣勝負、些細なことでもないがしろにするな

16.口先でなく目で人を判断しろ

表面的な言葉では判断できない、本質を見よ

17.三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる

江戸の稚児の段階的養育法。三歳までに人間の心の糸をしっかり張らせる。六歳までに躾を手取り足取りまねさせる。九歳までに人前でお世辞のひとつも言えるくらいの挨拶が出来るようにする。十二歳には一家の主の代書が出来るようにする。十五歳で森羅万象が実感として理解できるようにする。

18.突然の訪問、遅刻で人の時泥棒をするな

時間は大切なもの、自分の時間だけでなく相手の時間も奪っていることに気づけ

19.うかつあやまり。足を踏まれたら、うっかりしていましたと謝れ

ぼんやりしていて踏まれた側にも責任がある、思いやりの心

20.常に人を思いやれ。傘かしげ、肩引き、こぶし腰浮かせ

傘かしげ・・・雨のしずくがかからないように、傘をかしげあって気配りして往来するしぐさ。

肩引き・・・狭い道ですれ違うとき、肩を引き合って胸と胸を合わせる格好で通り過ぎるしぐさ。

こぶし腰浮かせ・・・乗合い船で腰の両側にこぶしをついて軽く腰を浮かせ、少しずつ幅を詰めながら1人分の空間を作るしぐさ。

参考:商人道「江戸しぐさ」の知恵袋 越川禮子著 講談社+α新書

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