私の尊敬する岡田さん(おかちゃん)のメルマガより
◆ 下降したトヨタの意識レベル
アメリカでアクセルペダルが戻らなくなった不具合が発端でリコール
になりました。 それから次から次へとトヨタ製の車の不調・不具合
が出てきて、一番の売れ筋商品であるハイブリットカー・プリウス
までリコールとなってしまいました。(涙)
自動車会社の中において実力NO.1と見られているトヨタの意識
レベルを測定してみますと、以外な事にさほど高くはないことに気
が付きます。
意識ベル測定(平成21年6月10日)
・トヨタ 640
・ニッサン 638
・ホンダ 655
・スズキ 715
本日の意識レベル
・トヨタ 322
・ニッサン 642
・ホンダ 656
・スズキ 715
トヨタ一社がどういうわけか、318ポイントも下降しており
一年弱の間にこれほどの変化が起こるとは驚きです。
いったい、どうなってしまったのでしょうか?
◆ トヨタ流「管理する」
トヨタの素晴らしさは会社組織としてまるで軍隊のように
指揮命令がしっかりして、そこで働く人はようするにガッチリと
管理されているわけです。
この「100%しっかり管理する」というメソッドがややもすると
行き過ぎのきらいがあり、現場で働いている人はまるで
オートメーションの一部、人間ロボットのようになってしまいます。
思い起こせば、去年は全世界的に車の需要が半分以下に落ちて
しまい、まさに厳冬の時だったわけです。 そこでトヨタが行った
ことは既存のサプライヤーへの締め付け、従業員への締め付け
リストラ、、、
これらが総じて複合的にリンクして会社の意識レベル低下に繋がっ
たものと思われます。
時代は明らかに、20世紀的な価値感から21世紀のより個々の
人間力を求める方向に変化しているようです。
トヨタにとって今回のリコールは会社の古い体質からの脱却
のチャンスでもあるわけです。