アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏は、若いころから禅を勉強し、30年近くも
坐禅修業を続けていた。
オイゲン・ヘンデルの「弓と禅」を愛読し、スピーチなどに、よくその教えを引用
していたようです。
「弓と禅」は
頭で理解しなければ納得できない西洋の哲学者が、日本で修業しながら、弓道や禅を
通して、言葉を介さず、「在る」という状態を抵抗や葛藤をしつつ、最後には手放して
過程を記した記録だそうです。
ジョブズ氏の発想は ”道”の中から出てきたのではないでしょうか。
また、この本には
「悪い射に腹を立ててはならないことは、あなたはとっくにご存知のはずです。善い射
に喜ばない事を付け足しなさい。快と不快との間を右往左往することからあなたは離脱
せねばなりません」 と
まさしく無の境地でしょうか。
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