経済が縮小してく世の中では、マーケットつまり仕事の総量が減っていく、皆が自社の減った分の仕事を、今までのスタイルで頑張って獲得していくと、他の人や会社の仕事を奪い合うことになる、当然競合と競争となり、経済が成長している時の何倍もの労力や知恵が必要となりストレスが溜まる。たとえ競争に勝っても少しでも気を緩めると、一気に落ちるので常に緊張しながら頑張りつづけなくてはならない。耐え続ける人はとても素晴らしいが、凡人は頑張ってはいけないのです。
ではどうすればいいのでしょう、生活スタイルとビジネススタイルを替えるのです。
正しい→楽しいへ その具体的な方法を書いてあるのが「3万円ビジネス」です
個人事業主や起業家でも無い限り、1つの企業から固定給をもらうことに馴れ親しんでいる、都会人からすると、「月3万円の仕事を複数つくって生活を成り立たせるって一体全体どうすんのよ?」というのが正直な感想じゃないだろうか。
3万円ビジネスが提案はある意味非常識です、そのポイントは
●いいこと、好きなことしかやらない趣味の範囲で無理せず楽しく、人や社会が幸せになることしかやらない。
●買ってもらえる人にだけ売る、無理に売らない
とても大切なポイント…つまり頑張らない
●無理の無い範囲で支出の少ない生活スタイル
特に衣、食、住、エネルギー、娯楽の見直し (田舎暮らしがいいのかも)
医療、情報、教育、交通の研究
●月3万円のビジネスを10個、
副業ではなく 複業
月3万円ビジネスを10個つくれば、生きていける。
一つビジネスは暇な時に月数時間でできる仕事 最大2日間とする
●「副業」ならぬ「複業」
競争から外れたビジネスなので、暇な時に空いた場所でやれるので、複数を同時にこなせる。
●分かち合いのビジネス
競争しない、うまくいったノウハウを仲間に無料で教えてあげてある。
無料で教えるので、無料で教えてもらえて仲間が増える
●月に3万円しか稼がない
頑張ればもっと稼げても稼がない。市場を独占したり、市場を拡げたりしない。
「万が一、6万円稼いでしまったら、お友達にその仕事のやり方を教えてあげて、そのお友達にもあなたと同じように3万円稼がせてあげなさい。
●借金をしない
大儲けしようと思うから、返済や必要経費たくさんがかかる
初期投資ゼロ 固定費ゼロの仕事を探すか作る
●ネットでは売らない
売りっぱなしは人のつながりが出ない 安売り合戦という奪い合いのビジネスになってしまう可能性があるのでネットでの販売はお互いに遠慮する。
この本では、第2章で「卵を1日20個売るビジネス」や「太陽熱温水器ビジネス」など、月3万円のビジネスの具体例が紹介されているのだけど、基本的に地方における、都会の人向けのビジネスになっている。しかし、この「月3万円ビジネス」のアイデアは、もっといろんなバリエーションをもたせることができるだろう。都会において、都会人向けに考えてもいいし、ネット上で完結するものでもいいだろうし、新興国において日本人向けに考えてもいいだろうし。
1つの会社からしか固定給をもらわないという価値観は都会人のホワイトカラーの常識であり、その常識から少し自由になってみるのは精神衛生上いいかもしれない。月1万でも月3万でも月5万でも月10万でも、等価交換でも、いろんなビジネスを個人で愉しみながらつくっていけばいいんじゃないだろうか。そういえば、網野史観によると、江戸時代百姓は農民だと思われているけど、いろいろ他にも仕事を複数やっていたという。そういう意味では、月3万複数ビジネスなんて聞きなれないかもしれないけど、昔からやられていた普通のことなのかもしれない。どんどん職業自作自演でつくりましょう!笑
(関連記事紹介)
月3万円の仕事を10個もつ生き方
http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20090930/205883/?rt=nocnt
「大正9年の国勢調査で国民から申告された職業は約3万5000種、現在の厚生労働省の「日本標準職業分類」によれば、いまや2167職種。わずか80年程度前にははるかに多様な職業の種類があり、職の多様性も高かったわけですが、戦後に、株式会社日本は業種を絞り込むことで急成長しました。それが高度経済成長です。」
月3万円ビジネス ありがとうございます