お参りは今の自分に「ありがとうございます」とのお礼参りで、不平不満を言いに行くところではありません
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神社仏閣にお参りするのは日頃のご加護に対するお礼のためですから、新たに何かを願う必要はないのです。こうして神仏にお参りすることができることに、まず感謝しなければなりません。広い意味でいえば「生かされていることに感謝する」ということです。
現在の状態に不満のある人は、その不満な状態を満足な状態に変えてくださいという意味で願い事をするわけですから、神霊世界には「私はいまの状態は不満です」という形で伝わります。その心の動きが、それに同調する異次元の存在やそれ相応の出来事を引き寄せてくることになるのです。場合によっては、ますます不満な状態を生み出してくることにもなりかねません。
「類は友を呼ぶ」という波動の法則によって、不満な気持ちはさらに不満な出来事を引き寄せるからです。その波動の法則を「笑う門には福来たる」あるいは「泣き面に蜂」という諺が教えてくれています。
何か物が欲しいという願いにしましても、既に手にしている物であれば人は欲しがりません。欲しがるのは自分がまだ十分なだけ手にしていない物です。ですから、願う気持ちは「まだ与えられていない」という心の波動となって異次元に伝わってしまうのです。
特に、「我善し」の願い、つまり自分の個人的な利益を期待する願い事は要注意です。一時的にその願いが実現することがあっても、その後により大きな不満な気持ちを生み出す出来事が待っているものです。
ということで、神社仏閣では願い事はせず、心静かにお礼を申し上げることが大切です。もし願い事をする場合でも、自分のことでなく世の平和を願うとか、少なくとも他者の幸運を祈ってあげるという心の姿勢を持つことが好ましいと言えます。