どうせ~だから などと思わずしっかりと目の前のことに集中する(思いやる)ことの大切さを言っているのでしょう
浜までは 海女も簑着る 時雨かな
海に潜る海女さんは、どうせ体が濡れるのはわかっていても、浜にたどりつくまでは蓑を身につけて雨に濡れないようにいたわっていく、という内容です。この句が言っていることの理解の仕方はいろいろありますが、私は拙著のなかでは、終末の大峠においてこの地球文明の崩壊が避けられないとしても、最後のそのときまで、地球と現文明に対して感謝の気持ちを持って対応していきたいということを述べています。
もうひとつ、私が大切にしているのは、「この世界が滅び、自分がまもなく死ぬ(肉体生命を失う)とわかっても、最後の最後までこの人生を大切に生き、そして自分を磨く努力を続ける」という解釈の仕方です。「自分を高める」ということが人生の意味であり目的であると確信しているからです。
あるブログより