「発動せよ変人感性」の著者の経験談
ここから
新卒で大きな流通業に入社したものの、
配属されたのは希望の広告宣伝系ではなく、
当時まったく興味のなかった、小売の現場。
毎日をつまらなく過ごし、自分を哀れんでばかりいたんです。
そんなある日、
ショッキングなできごとが起こります。
健康診断で、
がんの疑いが濃厚と言われました。
谷底に突き落とされた気分です。
ところが不思議なもので、どん底まで落ちたせいか、
やにわに前向きな気持ちがわいてきた。
このままの人生で終わるもんか
という気持ちです。
そして目の前にあるのは、好きでない仕事だけ。
でも、とりあえずその仕事を愉しむしか残された
道はないと思いいろいろなことをやり始めました。
独断でディスプレイを変えてみたり、一日何度も
マネキンのコーディネートを変えたり、
するどどうでしょう。
フロアがにわかに活気づいたのです
リピートしれくれるお客さんも増え、
バイヤーも僕の意見を聞いてくれるようになり、
売上は面白いほどあがっていきました。
そう、このとき、僕の感性が発動したんです。
そして面白いのはここから。
例のがんですが、
再検査では跡形もなく消えていました。
お医者さんの見間違いか、天の計らいか。
ここまで
こころからワクワクしていると 「がん」が消えてしまうことが多いようです