第七条 目に見えない世界を信じる。
水木さんが、こういうと、妖怪や宗教なんかに見えるかもしれませんが、そうではありません。
この世には物質的な価値観ではとらえきれないものがあり、それこそがひとの心を豊かにしてくれるということです。
名作『星の王子さま』の有名なセリフにもありましたね。
「じゃあ、秘密を教えるよ。とても簡単なことだ。
ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。本当に大切なことは、目には見えない。
君のバラをかけがえのないものにしたのは、君がバラのために費やした時間だったんだ。」
共感できる人、できない人、様々な意見があるかもしれません。
それでも大正時代に生まれ、戦争を経験し長い人生を駆け抜けてきた、そして今も好きなことを道として歩み続ける水木さん。そんな人生の先輩からの貴重なアドバイスとして心の片隅にとどめておきたい、そんな七か条です。