整備士一人一人に、
それぞれマイ・ツールボックスがある事は
これまで何度かご紹介してきました。
引き出しを引くと・・・
手入れされたツールが整然と並んでいる。
うっとり・・・時めく瞬間です!
ところで、本当にここまで数が必要なものなのでしょうか?
一本一本が高価なのに、
こんなに購入して・・・本当に使い回せているのか?
等々、色々と不思議に思う事も。
つい先日、沼賀との何気ない会話で「どうして」の答えがわかりました。
「ボルト(ナット)ごとに必要なトルク(ボルトにかかる回転力)がメーカーから指定されているんですよ」
指定!?
確かに、当然といえば当然。
締め付け具合と安全性はイコール。
トルクはメーガーが設計段階で決めているようです。
その他にも・・・
▶︎ スパナ一つとっても、ボルトのサイズ・頭の形により手に取るものが変わってくる。
(例:六角レンチは六角ボルトの締め付け・緩めには使えない)
▶︎ ソケットレンチならば、ソケットを揃えなくては。
しかも・・・輸入車を多く取り扱うので、JIS規格以外に国際標準化機構(ISO)規格のソケットもマスト!
▶︎ ボルトの取り付け場所によっては、広く作業ができないので短い柄を準備しなくては。
などなど。
こうして必要性に応じて工具が少しずつラインナップされていったようです。
「ところで、誰のツールボックスが一番充実していますか?」
聞くと、意外な答えが!
業務の八割が「店内にて事務仕事」という店長の郡司だそうですよ。
もはや「趣味の域」と評されるそのツールボックスは、
半ば共有されているそうです!!
よろしければこちらのブログもご覧下さい。