整備エリアで斬新なデザインのお車を発見。
車体にはあまりお見かけない「WiLL」のロゴが。
かつて2000年頃日本の異業種企業が集まり、一つのブランドを立ち上げようと
したプロジェクトがありました。
そのブランド名が「WiLL」
トヨタ自動車、花王、アサヒビール、パナソニックなど日本を代表する会社が集い
20代から30代をターゲットした「ニュージェネレーション層」をターゲットとしてヒット商品を生み出そうとした企画だったのです。
車の他にも旅行商品やお菓子、ビールなどにもこのブランド商品が登場したんですよ。
このお車のWiLL サイファはトヨタが作りあげたのですが、
デザインも当時のトヨタからするとかなり斬新なものとなっています。
ちなみに、デザインコンセプトは「ディスプレイ一体型ヘルメット」・・・
らしいです。⛑
さて、このWiLLブランド、どのような結末を迎えたと思いますか?
2000年頃といえばちょうどPecoもこのニュージェネレーションの対象に
位置付けされていたかと思いますが、本当に本当に大変な時代でした。。。
そう!就職氷河期世代なんです!
就職活動を頑張ってもなかなか希望の仕事に就く事ができない
就職難民が多い時代。
他にもITバブル崩壊後の経済情勢なども不利に働き2004年にはこのプロジェクトは
終焉を迎えるのです。
結果としてプロジェクト自体は成功とは言い難かったかもしれませんが、
WiLLブランドは今でもこうして残っています。
若者の車離れが深刻化している昨今。
またいつか、「WiLL」プロジェクトが大々的に再始動して欲しいですね。