社長ブログ 2020.12.08
嫌がる仕事で利益を出す

『 嫌がる仕事で利益を出す』

人の嫌がる仕事でも利益は出せる

ある人が立ち上がった。

日本の森林に対する危機感を持ち、自身が祖父から森林を相続して、森を守る難しさを痛感したことが理由だったとか。

このままでは日本の豊かな森林が失われ、安価な輸入材が流通することになりかねない。

その打開策として行き着いたのが、間伐材でペレットを作ることでした。

これなら森林の荒廃を防ぎながら、お金を稼げる。

ただ、ネックは間伐する人がいないことです。

プロの木こりに頼むと、採算が取れない。

行き詰まったその方は、悩んだ末、突破口を見つけ出しました。

それがなんと「木こり講座」でした。

木こり体験をレクレーションにすれば、受講者が楽しめこちらも安く間伐できると考えたのです。

反響は予想以上で、2013年に1回目の受講者を募ると、定員の20人の枠になんと50人以上が応募してきたのです。

現在も「木こり講座」を継続しており、東京や大阪、福岡など全国から人が集まっているようです。

ここで得た技術を生かし、自分の地元の森林を整備する人も出てきました。

この社会の変革は、時間に見合わないと思われていた低収入で誰でもできる仕事を“学び化”・“遊び化”したことから、全てが始まったのです。

同様の変革を起こすには、仕事をする人が嫌がり担い手が集まらない作業を“エンターテイメント化”・“学び化”するという視点を持ってみましょう。

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