先月、関東運輸局長から【小型・普通自動車特定整備事業】の認証を受けましたのでご案内申し上げます。
私たち後藤自動車が、自動車整備工場として実質的に稼働が始まったのは
関東運輸局長から【小型・普通自動車分解整備事業】の認証を受けた
1968年の事になります。この認証を受けて初めて、
小型・普通自動車の「分解整備」を行うことが出来るようになりました。
さて、ここから50年以上が経ち、現在販売中の自動車の殆どが
先進運転支援システムを代表とした「電子制御装置」の搭載が
当たり前の時代となり、自動運転の本格化も見えてきました。
ところが従来の規定では「分解整備」の対象に
「電子制御装置」は含まれていませんでした。
つまり、この部分を整備しても「点検整備記録簿」への記載義務がなかったり
認証を受けていない整備工場が、
電子制御装置の点検・整備・分解を行うことが可能だったわけです。
こうした事から安全性を不安視する声が大きくなり
2020年4月、名称を【小型・普通自動車特定整備事業】に改定。
同時に改正道路運送車両法が施行され、
分解整備に「電子制御装置」が正式に追加されました。
特定整備には4年の経過措置が設けられており
後藤自動車でもこの1年、新たな認証を受けるため
講習を受講・実技・筆記試験などを経て
先日、無事に認証を受ける運びとなりました。
お客様には見ない部分ではありますが
12ヶ月点検の項目に電子制御装置が追加された事や
もし、それが故障した場合には
【小型・普通自動車特定整備事業】の認定を受けた工場への
入庫が必要となることをご承知おきいただければと思います。