車のエンジンを始動するには、エンジンキーを回して「スターターモーター」を回す。
今では、ボタンを押すだけですね。
実は、昔の車には、スターターが無く、バンパーに鍵穴みたいなクランク棒を差し込む穴があり、そこからクランク棒を突っ込んで、エンジンを力づくで始動したものです。
オートバイで、足で蹴ってエンジンをかけるのを見たことがあると思いますが、アレです。
チャップリンの映画などで、車の前に回り込んでL字が繋がった様な形の鉄の棒(クランク棒)を正面に差し込みぐるぐる回して、エンジンを始動している場面を見たことがあると思います。
1960年代、私が中学生ぐらいまでは、バッテリーが上がった時に備えて、バンパーに穴が開いていました。
どの車にも、必ずクランク棒を積んでありました。
また、上手くハンドルを操作しないと、怪我をするケースもあったと聞いています。
考えてみれば、何もかもが楽な時代になったものですね。
時々、自動車に因んだ“今昔物語”を書こうと思っています。
また、お楽しみに・・・