スローな動きで、落ち着きを取り戻す
仕事に迫られて忙しいとき、焦ってついイライラしますね。
しかし、そんなときほど“意識してスローな動きをする”ことで、思考力が回復し、創造的になるという科学的な実験をした人がいます。
コロンビア大学のマイケル・スレピアン教授です。
その実験とは、チームを15人ずつ2つに分け、それぞれ曲線的な線画と直線的な線画を連続して描いてもらういます。
その後、各チームにあるアイデアを募る課題を与え、その結果、得た答えが曲線的な線画を描いたチームのほうが、より創造的で詳細なコメントを残しました。
つまり、考えに詰まったときなどは、なめらかな手足の動きをしたほうが効果的なことが分かったのです。
よくことが起きると、まずは「深呼吸」。
太極拳やヨガなど、スローな運動や文化にも共通するところがあります。
そこでこの実験のタイトルは、
「なめらかな手指の運動をすれば、スムーズな思考が導かれ創造的になる」となっています。