ニューズレター 「メカニックのお気に入り工具」コーナーよりPick up!
今回は匠ことメカニック斎藤に紹介していただきました。
\なんでも測れる マルチテスター/
写真を見てもお分かりのとおり、少し年季の入った昔ながらのテスター。
購入はなんと20年ほど前だそうです。
基本的な用途としては、電気系統(電流・電圧)を測ったりエンジンの回転数を
測ったり。
もっと身近なものだと気温も測れてしまうというご自宅にあっても何かしら重宝
するであろうテスターです。
【購入のきっかけは雑誌だった】
当時「オートメカニック」という雑誌を愛読していた斎藤はこれを見つけ一目惚
れ。購入のきっかけとなったそうです。
当時は今よりバンセリング(車での移動販売)が主流だったため
そこで注文をしたそうですが、このテスターを製作している会社が
ご近所の武蔵村山市にあったことにも縁を感じたそうです。
しかし・・今やデジタルの時代。
なぜここまでアナログにこだわるのしょうか・・。
そこには斎藤のこだわりへの理由がしっかりとありました!!
【デジタルな時代になぜアナログにこだわるのか】
実はマルチテスターにもデジタル版があります。
しかし斎藤は自分で針をよむ事にこだわっています。
それは数値の微妙な変動を見る事ができるから。
例えば「100」という数値でもぴったりの「100」なのか
上り気味なのか、下がり気味なのか・・・振れ幅を見ると
微妙な差を知る事ができるそうです。
【バイブルでもある取り扱い説明書】
テスター以外にもう一つ大切なものがあります。
それは・・取扱説明書、通称「取説」です。
このテスターに関してはかなり専門的な事が書かれており、
素人が見るとチンプンカンプンですが斎藤にとっては
時間を忘れて読んでしまうほどの「バイブル」だそうです。
20年経っても勉強のために時々は読み返すという取説。
何度も読み返しているので、表紙の色も変わってきていますが
それがまたいい味を出していますよね。
今でも現役のマルチテスター、
斎藤のこだわりの証とも言える工具のご紹介でした!