こんな話があります。
ある頑張る社長は、全国に10カ所ほどある営業所を、毎月見回りながら社員たちを叱咤激励。
営業成績を上げるために、自ら率先垂範して一生懸命やってきました。
けれども、「月の売上げが、どうしても目標額を超えることができない!」と言
いいます。
その社長は、いろいろな経営コンサルタントを呼んだり、税理士や会計士たちのアドバイスを受けてよく勉強していました。
しかし、「その通りにやってきたけれども、全くだめだ!」と嘆いていました。
ところが、ある本を読んで、なんと今まではとは全く逆になったのです。
それは、このような変化です。
夏の暑い日、営業所の営業部員が歩き回っても全く契約を取ってくることができなかった時には「ちゃんとやれ!」とか「頑張れ!」と怒る代わりに、「暑い中歩き回ったのに、一軒も契約が取れなかったなんて本当に大変だったね!ありがとう」と声を掛けるようにしました。
もしかすると、本当はどこか涼しいところで、コーヒーを飲んでいたかもしれない。。。
でも、そのような人にも「ありがとうご苦労様!」と言い続けていると、自分から張り切るようになるものです。
その後の社長は、以前、とても怖い顔だったのが、穏やかな雰囲気になり、笑顔になっていきました。
しかも、何年も超えられなかった目標が、軽々と突破するようになったそうです。
会社だけでなく、社長の奥さんも、「非常に優しい人になったので、惚れ直してしまいました」とおっしゃっていました。
体調も、すこぶる良くなったと聞いています。
この社長のモデルは、私です!