スタッフブログ 2025.09.25
秋花粉から車を守る

夏の猛暑も納まり、気持ちの良い秋晴れの日が増えてきました。
夏の暑さで出かけにくかった分、外を満喫したいことかと思われます。
そうしたなか、この時期特有の悩みもあります。
鼻がムズムズ、目がかゆく、クシャミが出てしまう。
秋花粉がピークを迎えています。
人間も花粉は辛いですが、実は大切な愛車にも良くない影響があります。
花粉について知り、対策方法をお教えします。

目次

秋に花粉を出す植物
花粉の特性
花粉が車にダメージを与える
花粉を洗い流すには
まとめ

秋に花粉を出す植物

春に次いで秋は花粉が多く舞う季節になります。
特に9月・10月で秋花粉はピークを迎えます。
主な植物としては、イネ科、ブタクサ属、ヨモギ属、カナムグラになります。

花粉の特性

花粉は濡れることにより二つの変化を起こします。
①濡れることにより「ベタつき」ます。
②濡れることにより「酸性」の成分が溶け出します。

この二つが車にダメージを与える原因となります。

花粉が車にダメージを与える

特性①「ベタつき」によって、車の表面に花粉以外の汚れが付着しやすくなります
秋は風が強い日も少しずつ増え、砂埃が舞いやすくなっています。
そうした砂埃が車に付着した花粉のベタつきによって
付着しやすく、落ちにくい状況を作ってしまいます。
適切な処理をしないと、ボディを傷つける原因にもなるので気をつけたいところです。
問題点は、花粉が濡れることによってベタつくので、
雨では汚れが流れ切らないという点です。

さらに深刻なのは、特性②によって酸性成分が溶け出すということです。
車のボディは酸性成分が長く残ると少しずつダメージを負ってしまいます。

さらに、特性①と組み合わさるとボディが痛むダブルコンボ!
表面に他の汚れがある事により、長い時間ボディに酸性成分が留まりやすくなってしまいます。
そのため花粉の季節は出来るだけこまめな洗車を心がけましょう

花粉を洗い流すには

洗車をする際は、
曇りの日など直射日光を避けられるのなら避けて
朝や夕方の気温が高くなりすぎない時間に洗うのがおすすめです。
さらに、ベタつく花粉を洗い流すには
①洗車前にしっかりとボディに水をかける(出来るだけ水圧を高めで)
②カーシャンプーをしっかりと泡立てて優しく洗う
③ボディに付いた水滴を残さず拭き取る
  の3点を意識しましょう。

水圧を高めにして水流の勢いでまずは落とせる汚れ、砂埃を落としましょう。
この手間でボディの洗車キズを減らすことが出来ます。

次に、カーシャンプーをしっかりと泡立てて優しく洗います。
特に花粉に有効なカーシャンプーは「弱アルカリ性」のものになります。
花粉が酸性成分なので、弱アルカリ性のカーシャンプーは中和させながら洗い落とすことができます。
(高濃度でアルカリ性シャンプーを使用すると、洗車シミが出来る可能性もあるので
 用法・容量は取扱説明書に従いましょう)

カーシャンプーを泡立てるおすすめの方法は、バケツにカーシャンプーをいれて
強い水圧で水を入れるとよく泡立ちます
ので、お試しください。

最後は必ずボディに付いた水滴を拭き取るようにしましょう。
水道水が残った状態で乾いてしまうとイオンデポジット(水滴の跡)が出来てしまいます。
拭き上げにはタオルではなく、マイクロファイバークロスをおすすめします。
(タオルは繊維が硬いため、キズの原因となります)

まとめ

・9月、10月は秋花粉のピーク
・花粉は濡れることにより車に汚れを付着しやすくし、ダメージの原因に
・こまめな洗車で花粉を洗い流しましょう

秋雨前線による雨が花粉とあわさり、汚れやすい状況を作ります。
雨上がりは長く車を放置せずに、早めに洗って大切な愛車をお守りください。
ドライブも最適な季節です。素敵なカーライフをお楽しみください。

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