スタッフブログ 2025.09.01
樹の下の駐車には気をつけて!

日差しの強い日は、車も樹の下などの木陰に駐車したくなりますよね。
木陰に停めれば車内の温度も上がらず乗車した際に不快感が和らぎます。
その一方で、樹の下に潜む車のボディを傷めるリスクについて紹介いたします。

目次

樹の下には注意が必要!
樹液が垂れると後始末が大変
樹液が垂れやすい樹木
樹液の処理の仕方
鳥のフンにも注意して!
鳥のフンは塗装を溶かします
鳥のフンの処理の仕方
まとめ

樹の下には注意が必要!

樹の下に駐車する際に気をつけるのこと「樹液」「鳥のフン」の2点。
鳥のフンは比較的分かり易いですが、樹液はパッと見ただけでは気づきにくいこともあります。
どちらもついつい放置してしまいがちですが、見つけ次第処理したほうが良い理由がありますので気づき次第対処してしまいましょう。

樹液が垂れやすい樹木

樹液は特に春先から夏場にかけて垂れやすく、特に高温や湿度の高い日によく垂れます。
街中によくある樹木で樹液の垂れやすいものは「」「」「」「カエデ類」「」「クヌギ・コナラなどのブナ科」の木となります。

樹液が厄介な理由は「①パッと見で気づきにくい」「②広範囲に垂れやすい」「③ベトベトするので他の汚れと一緒になり易い」「④時間が経つと硬化し簡単に落とせなくなる」の4点。
気づきにくい上に時間が経つと落としにくい、さらには、広範囲がベトベトになってしまうと手に負えなくなります。

樹液の処理の仕方

樹液に気づいたら素早く対処することが基本です。一度硬化してしまうと簡単にはいきません。
ご自宅でも簡単にできる対処法は、マイクロファイバークロスをお湯で濡らし、樹液の垂れたところへ被せて3分~5分置いたのちに優しく拭き取ります
ここでの注意点は、「①火傷に注意」「②一度で取り切ろうと無理しない」「③力を入れずに優しく拭く」の3点です。

樹液は一度に落とすというよりも、優しく拭いて残ってしまうなら二度、三度同じ手順を繰り返すようにしてください。
力を入れて擦ってしまうと、確実に車を傷つけてしまいます!また、お湯を使うので火傷にはくれぐれもお気をつくください。
※既に砂埃で車のボディが汚れている場合は、先に洗車をおすすめします。洗車し、水を一度拭き上げた後に樹液の処理を行ってください。

ここまでしても落ちない場合は専用の「樹液除去剤」や「アルコール」の使用が必要となります。
ただし、樹液除去剤やアルコールをご使用の際は取扱説明書を良く読みご使用ください
誤った使用方法だとボディの変色等につながる可能性もございます。

鳥のフンにも注意して!

鳥のフンも気づくとボディに付着していることがありますよね。
雨が降れば自然に落ちるかな!?と、そのまま放置してしまうこともあるかもしれませんが、気づいたらこちらもすぐに対処することが大切です。

鳥のフンは塗装を溶かします

鳥のフンは「強酸性」になります。鳥には歯がないため、食事を消化するためにも強酸性となります。
じつは、この強酸性が車にはとても良くはありません。コーティングをしている車であっても、強酸性が車を浸食してボディを変色させたり、デコボコにしてしまったりします

当店でも経年車をコーティングする際に、鳥のフンが原因と思われる変色・デコボコを何度も目にしたことがあります。
変色は再塗装以外に元に戻すことはできません。また一度デコボコになってしまうと、ポリッシャーを使用して表面を磨かなければならない可能性も。
そして、磨いたとしても綺麗になり切らないことも多々あります。気づいた時が対処のベストタイミングです!

鳥のフンの処理の仕方

鳥のフンも直ぐであれば、ご家庭でも簡単に処理できます。ポイントは、濡れたマイクロファイバークロスを置いてフンをふやかす事です。
そして、拭き取る際は樹液の処理と同じく、力を入れずに優しく拭き取ってください。
※既に車の表面が砂埃で覆われている場合は、拭き取るよりも洗車を先におすすめします。


まとめ

日差しが強い日などは木陰に駐車したくなりますが、駐車後は車の表面をよく確認してください。
「樹液」「鳥のフン」はどちらも放置してしまうと、車へのダメージを残す可能性が高いです。
気づいたときが処理するベストタイミングとなります。

どちらにも共通する簡単な対処方法は、
①お湯や水に濡らしたマイクロファイバークロスを汚れの部分におくこと。
②拭き取る際は力を入れずに優しく拭き取ること
③一度に落ち切らない時は、①と②を繰り返すこと

以上でご家庭でも対処することが可能です。

上記で対処しても落としきれない場合は当店などの専門店に持ち込みご相談ください。無理に落とそうとするとキズなどのダメージに繋がります
対処の方法を知っていれば怖いことはありません。

愛車を大切に扱って楽しいカーライフをこれからもおたのしみくださいませ!

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