全てを受け入れる、全てを許すを実践する場合、裁判官や弁護士さんはどうするのだろう?
と常々私は考えていました。
素晴らしい弁護士さんがいたのです
西村雅秀さん。
この方は愛息の死を契機に気孔、真言密教、天台密教、古神道などを学び
みずから「ありがとうございます」を毎日1万回唱えている
覚せい剤常習で何度も犯罪を繰り返していた若者の依頼者のお話
覚せい剤のフラッシュバックに悩まされていた状態での面談は混乱の渦中
そんな状態でも「ありがとうございます」の話を根気良く続け田結果
彼は大学ノートに「ありがとうございます」を書く事になったそうです
接見の出張は5回 一泊二日でそれぞれ各2時間合計4時間以上話をして心境の変化を確認したそうです。
拘置所の中で毎日2時間から5時間1ページに心を込めて「ありがとうございます」60句書き続けました。
そして判決の日
その弁護士さんは大学ノート10冊を更正証拠として提出
判決は懲役1年の求刑に対し7ヶ月だったそうです
(普通前科があると求刑より少ない事は無い)
この弁護士さんはこう書いています
これまで30年の弁護士経験では、刑事裁判官の大多数は、被告人の、そして弁護人の言い分を如何にして制限するかに腐心していました。
しかし、そのときの若い裁判官は穏やかで涼しげな目で、静かに被告人の言い分に耳を傾けてくれました。
そして、判決理由に「ありがとうございます」によって彼が内面まで変化した事を高く評価し「感動」とまで表現してくれたのです と。
ほんとに「ありがとうございます」の力はすごいです
文芸社 「真・意識で生きる」 弁護士西村雅秀・蓮葉著