販売商品に「りんご」と「なし」があったとする
りんごは計画通りに販売が進み、なしは計画の半分の数量であったら
優秀な販売課長さんは
「なし」の販売不振の原因を探し出し解決策を編みだし実行、素晴らしい成果を上げて賞賛されるだろう。
イベントを企画したらさっぱりだった
優秀な企画部長さんは緊急対策会議を開催し、力強く号令をかけるだろう。
セミナーを開催したらお客様はさっぱり来なかった
まさか不振の責任を咎める主催者はいないだろうが、原因究明にまぎれて責任をなすりつけ合う会議が始まる。
一方
なしにくらべてりんごはどんどん売れる
以前のイベントを行ったらたくさんお客さんが来た
あのセミナーを開催した時は宣伝もしないのにたくさんのお客様であふれた
なんで次から次えと売れるの?
イベントのどこがいいの?
宣伝もしないのになぜこんなに集まる?
担当者は自然とわくわく、うきうき、笑顔になり、「ありがとうございます」の連発か。
だめな原因を話し合うより、うまくいっている理由に注目しそれをさらに増幅させることを考えることのほうが、どれだけ(ストレスと比べて数十倍)嬉しいか容易に想像がつく。
ありがとうございます