V字型で飛ぶと、エネルギーが少なくて済む
羽ばたく翼の周りに発生する空気の流れは、翼を上下動させることによって空気を押し、前に進みます。
この翼の渦が発生させる上昇流をうまく捉えると、体を持ち上げる力が発生します。
そのため、後ろの鳥は、飛ぶために必要なエネルギーが少なくて済むのです。
単独で飛行するのに比べ、25匹の渡り鳥がつながって飛ぶと、同じエネルギーで70%も飛行距離を伸ばせるのだそうです。
これが9匹でも50%だそうで、すごいですね。
先頭の鳥はその渦を発生させ、後ろの仲間を助けるので疲れます。
だから、鳥の群れは、時々、先頭を入れ替えるようです。
また、翼から横に流れる風は上昇気流となり、さらに斜め後ろにいることで、「後ろ向きの風+上昇気流」となります。
一列ではなくV字型にする!
これが、鳥がV字編隊を組んで飛ぶ理由となっているのです。
渡り鳥は賢いですね。
カーレースでも、後ろにぴったりついて走るあれです。
高速道路で、大きなトラックの後ろに小さな軽トラックがぴったりと付いて走っているのを見たことがあると思います。
これも生まれる空気の渦を利用して、燃費を良くしているのです。
会社経営でもV字経営ができる?
先頭は、頻繁に変われませんがね(笑)