平賀源内と聞くと江戸時代の「発明家」と、私は、すぐ思い浮かべます。
しかし、それだけではなく、平賀源内(1728-79)は、元・高松藩の武士。
蘭学者で蘭医。
エレキテル(静電気発生装置)や火浣布(燃えない布)を発明しました。
また、鉱山開発や物産会(薬草や物産を集めた博覧会)を開催。
さらには、西洋絵画を学び創作、浄瑠璃の戯作者としても活躍しています。
江戸時代に、似つかわしくない多能な人物であったようです。
この平賀源内が、なんと“コピーライター”
現代でもよく言われている、夏バテ予防のために「土用の丑の日」にうなぎを食べる風習は、源内のアイデアだそうです。
当時、毎年、夏場に売り上げが落ちるのを困っていたうなぎ屋が、多彩な源内に相談したところ、
源内は、“丑の日に「う」のつくものを食べると夏負けしない!”との言い伝えからヒントを得て、
《土用の丑の日にうなぎを食べると夏バテしない》
このアイデアが大ヒットして、今に至っています。
また、歯磨き粉などのの引札(チラシ)も作っていたようです。
まさに、コピーライター“第1号”ですね。