【石原結實著;『体を温めると病気は必ず治る』より】
今日は、3回に渡って紹介している石原結實先生のお話の最終回です。
私も以前、ピロリ菌退治を行いました。
その時にこの記事を見ていたら、考え方が変わったかもしれません。
〜10年来の持病、胃潰瘍の違和感から解放!〜
Sさんは42歳のサラリーマン。
身長173センチメートル、体重58キログラムと痩せ型である。
ここ10年来、胃潰瘍を患っていて、特効薬のH2ブロッカーを服用している間は、症状が軽くなるのだが、薬を中止すると心窩部痛(みぞおちの下の痛み)と飽満感が出現して、食欲がなくなってしまうので太れないと言います。
医師からピロリ菌の除菌が必要と言われ、近々、抗生物質によるピロリ菌退治の両方をやる予定だそう。
早速、Sさんの腹部を診察すると、大変冷たくて、特に胃が存在する心窩部は氷のように冷たい。
診察の途中で、本人の手をとって心窩部を触ってもらい、「この部分が冷たいでしょう。冷たいということは、胃の血行が悪いと言うことですよ。」
血液は栄養・酸素・水・白血球・免疫物質を抱えて全身を回っているのですから、冷たくて血行が悪いところが病気になるのは当たり前でしょう。
「今日から腹巻をして、心窩部に使い捨てカイロを当ててください。」と話しました。
また、毎日、熱い味噌汁に青のりを入れて飲むこと、お茶がわりにシソの葉加生姜湯(※)を飲用することを勧めました。
青のりは潰瘍に効くビタミンUをキャベツの1000倍も含んでいるとされ、シソの葉と生姜は胃を温め、胃の粘膜の血行を良くするほか、「気を開く」、つまり、胃潰瘍の大きな要因となるストレスを取る作用があるからです。
その後、Sさんはものの1週間もすると薬なしで胃の痛みがなくなり、2ヶ月後には、体温も35.9℃〜36.5℃に上昇し、自覚症状も ほぼなくなりました。
- 青シソ2、3枚を火で炙り、パリパリになったら手で揉んで湯呑みに入れる。
- そこに、すりおろし生姜を5〜10滴入れてお湯を半分ほど注いで作ります。
胃潰瘍でなくても、ストレス解消にはいいかもしれませんね。
あなたも、是非、お試しください!