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社長ブログ 2022.07.24
ノコギリ商法

テレビのお宝発見番組で、今でも立派な昔の蔵で雑貨店を営む83歳の女性店主の話を見ました。

そのお店は、“先祖が「ノコギリ商法」で財をなした”と言っていたので、早速、調べてみました。

近江商人たちは、行商へ行く先々で、「良い商品をより安く売る」という正直な商売をすることで、その土地の人たちの信用を勝ち得てきました。

また、彼らは売るだけではなく、その土地の作物や特産品も買うこともしていたのです。

これは、その土地の人達の信用を得ていく方法でした。

近江商人たちは、これを「ノコギリ商法」と呼んでいたのです。

関西地方の特産品を奥羽地方へ持って行って売り、それに合わせて、奥羽地方の特産品をその地で買入れて、江戸へ持って行き売る。

常に、手ぶらで帰るのではなく、今度は、江戸でしか手に入らないようなものを仕入れて、東北へ持って行く。

そして、東北でもまた特産品を仕入れて、関西へ戻って売るといった具合です。

しかも、その土地の生産者たちに喜んでもらえるような値段で、物を買い取って行きました。

これも近江商人の賢いところです。

現代も、運送会社がトラックの空荷で帰るのではなく、インターネットを利用して、帰りも荷を運ぶことをしています。

まさか、ネットを利用して「ノコギリ商法」をするとは、近江商人も思いもよらなかったでしょうね

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