人生の終わりをイメージすると、本当に望んでいることが見えてくる
皆さん、理想の死に方を考えたことがありますか?
このように聞かれると、稀に、1人で静かに死ぬのが私の理想だと言う人もいるかもしれません。
しかし、ほとんどの人は、一番最初に温かく見守られながら、
あるいは従業員や友人たちに惜しまれながら、そして、
自己実現の達成感を味わいながら安らかに死んでいくことを理想としているものです。
現在、どんなに言力に社会的成功を追い求め、
ほとんど家庭を省みることなく仕事に没頭している経営者でも、
皆面白いことに同じことを言います。
私にしても、例えば、がんを宣告されて余命いくばくと告げられたなら、
その最後の1日まで日本を元気にしてくれる経営者の方々に会い、
私の考えをお伝えし続けたいと思います。
そして、人生の最期を迎えるときには、
やはり、妻の手を握って「苦労かけたな。ありがとう!」と
心より感謝しながら死にたいと思うのです。
私たち人間は誰でも、心の奥底で自分の欲望の実現や快楽を目指すよりも、
それとは違う、何か別のものを目指したいと言う思いがあります。
つまり、自分にとって一番大切なものや自分が本当に望んでいたこと、
即ち、人との繋がりを求め、理屈でも建前でもなく、
本気で他人に喜びを与えたいと欲するようになります。
【西田文雄 著;『強運の法則』より】
私も全く同感です。
皆さんはいかがですか?