私の知人のブログを紹介します。
感動のブログです
【1】娘の死から学んだ事
『成功の9ステップ』の感情のコントロールの中で、ジェームスは
『出来事に意味は無い
あなたがその出来事に意味を与えるまでは』
と言っています。
つまり、普通だったら嫌な事や、不幸に思えるような事でも、
その出来事自体には意味は無く、出来事に対して習慣や、文化、
経験などから勝手に悪い事と意味づけをしているだけだという事です。
逆に言うと、どんな出来事でもプラスに解釈する事ができるという
ことです。
どんな状況や出来事を経験してもその経験を自分の人生に対して
プラスにし、力に変える事ができるそうした人間力を身につける
ことも人生における成功の一つではないかと思います。
そうして、自分の感情や解釈を積極的にコントロールできるように
なる事は、人生をマスターする秘訣であり、幸せに人生を生きる
秘訣だと思っています。
しかし、それを頭でわかってもすぐにできるものではないでしょう。
最初は、プラスに解釈するとか、自分の力になるような質問をする
と言っても、どうすれば良いのか分からない方も多いと思います。
そんな時に役に立つのが、他人の経験談です。
実際、私も、メガイベントのゲスト講師をはじめ多くの成功者の
話を聞くことで、こういう時は、どう解釈したら良いのか、
どんなときにどんな質問をすれば良いのか解釈の仕方や自分への
質問のバリエーションが増えたと思います。
そういう意味で、今回は私の経験をシェアしておこうと思いました。
月曜日のメルマガの編集後記にも書きましたが、私の第2子は、残念
ながら11月1日に死産となってしまいました。
朝から熱っぽいといっていた妻の状態が夜になって変わり、救急車で
病院にいきました。
病院に着くなり、子供は自然分娩と言う形で生まれてきたのですが、
生まれてきたときにはすでに心拍は止まっていたのです。
私も分娩室でその瞬間に立ち会っていたのですが、めまいで立って
いるのが辛くなり、しゃがみこんでしまいました。
もうすでに臨月だったので、子供は普通の赤ちゃんと見た目には
変らず、とてもきれいな赤ちゃんで、息をしていないというのが、
うそのようでした。
病院の先生と、助産士さんの心遣いで、赤ちゃんはきれいに洗って
もらい、産着も着せてもらって、抱かせてもらいました。
そのきれいな赤ちゃんの顔を見ていると、涙が止まらなくなりました。
その後数日は、妻の体が退院できる状態に回復するまで、病院に泊まり、
赤ちゃんと一緒に過ごさせてもらいました。
赤ちゃんの顔を見たり、赤ちゃんの事を思う度に涙があふれ
『なぜ?』
『もっと早く救急車を呼んでいれば』
『あのときああしていれば』
という非建設的な言葉が放っておくと自分の中にわいてきました。
でも、そんな時自分にこう質問してみました。
『今の状況で素晴らしい事はなんだろうか?』
そうすると、答えは出てきます。
・妻の命が無事だった事
・病院の好意で赤ちゃんを抱かせてもらえ、こうして一緒に過ごさせて
もらえたた事(そうでない病院もあると思います)
・長女が元気で、彼女の無邪気さに救われている事
・こうして妻と一緒にいさせてもらえる理解ある職場と同僚に恵まれて
いること
・心配し、応援してくれる暖かい家族や親族、友人に恵まれている事
・妻も家族も9ステップを受けていて、この出来事を前向きにとらえ
ようとしていてくれる事。
次に、こんな質問をしました。
『もしわかるとしたら、天国に行った赤ちゃんが私達に望んでいる事は
なんだろうか?』
・私達が悲しみにくれているのは望んでいないはず
・笑顔で元気に赤ちゃんの分まで精一杯人生を楽しむ事を望んでいるはず。
・天国に行っても心はいつも一緒に居て、ずっと家族で居る事を望んで
いるはず。
・楽しい家族である事を望んでいるはず。
今では、彼女の写真を見るたびに、涙ではなく、暖かい気持ちと、笑顔が
あふれてきます。
彼女はきっと、私達に何かのメッセージや贈り物を届けてくれたのだと
思っています。
彼女は短かったけど、人生を精一杯生きたし、これが彼女の寿命であり
天命だったのかもしれません。
そして、今、こうして命を授かっている私達は、彼女に恥ずかしくない
よう精一杯に人生を生き、楽しみ、そして、天国で彼女と再会したときに
たくさん、お土産話をしてあげたいと思っています。
どんな出来事にも意味があり、その出来事は人生をより良く、より豊かに、
するために起きているのだと信じています。
少しでも参考になれば幸いです。
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【2】編集後記
月曜日に編集後記に娘のことを書いたのですが、たくさんの方から
励ましのメールをいただきました。
メールを頂いた方には、全てメールを返信させて頂いたつもりなの
ですが、もし、返信が届いていなかったら申し訳ありません。
この場を借りて、メールを下さった方、そして、心配してくださった
方、ほんとうにありがとうございます。
心から感謝いたします。